2021年2月8日 月曜日
学童保育ぱんだ組の冬休みが終わりました。
コロナ渦の影響もあり、例年よりは少ない人数でしたが
それぞれが楽しくぱんだ組でのひと時を過ごしていました。
『子どもは風の子』という言葉通り、寒さもはねのけて外で元気に
遊ぶ姿も多く見られました。
子ども達が何人か集まると、すぐに鬼ごっこが始まります。
私も時折、混ぜてもらうのですが、鬼が2人のときに必ず聞く言葉があります。
「はさみ撃ちなしね!」と。
さも当たり前のようにみんなに伝えて、鬼ごっこは始まりましたが、云十年前に鬼ごっこをしていた
私にとってはビックリ仰天。
そして、その5秒後には、こう考えていました。
鬼ごっこで鬼になる。
それは時に孤独で、時にのけ者にされたような気持ちになることもある。
だからこそ捕まえた時や、タッチ交代したときの喜びはひとしおだ。
逃げる方はどうだ。
鬼が2人になることで、そのぶん警戒して逃げる必要がある。しかし、袋小路に追い込まれ、
じわじわと詰め寄られ、「タッチ!!」とやられてしまうこともある。
でもときどき、その包囲網をくぐり抜けて逃げる素早い子どもがいる。
そして、その逃げる子に声援を上げる仲間たち。
これこそが鬼2人の鬼ごっこの醍醐味なんじゃないのか!?
はさみ撃ちなしというルールは本当の優しさや思いやりなんだろうか。
と。
それを子どもたちに熱く語りましたが、受け入れてもらえず、それでもあきらめず主張しましたが、
聞く耳をもってもらえず、「そういうもんやけん!」とバッサリ。
はさみ撃ちなしの鬼ごっこは、どこか昔見た運動会の徒競走で、並んで1列でゴールする光景を思い出してしまいました。
昔ながらの遊びの持ち味や、醍醐味を伝えていくのも大人の役割だと思います。
微力ながら、いつまでも発信し続けていきたいと思います。
負けんぞ~!!

学童職員