2015年8月27日 木曜日
あっという間の夏休みでした。
夏休みの間、保育所のパンダ組(学童クラス)は小学生たちで賑わいます。
1年生から6年生まで一緒に1つ屋根の下で生活をともにします。
そんな学童の中ではいろんなことがありますが、どれをとっても子どもたちにとっては経験!経験!経験!
大人の私からすると一見、無駄のように思えることも子どもたちにとっては意味のあることなんだろうなぁと思います。
そんな学童保育の生活の中で私のひそかな楽しみ・・・、それは子どもたちにお話を聞かせることです。
昼食後の休憩の時間に絵本はもちろんのこと、昔話、童話、詩、怖い話などなど。短い時間ですがよく聞いてくれます。
今回はその中でもとびきりウケの良かった(うん!ウケたと思います)本を紹介します。
『せんせい けらいになれ』 著 灰谷健次郎

ストレートな小学生の作った詩に著者が解説をつけています。
とにかくそのまっすぐな子どもの詩の世界に大人の私はびっくりさせられます。
でも子どもたちにはすんなり入っていくようで、大笑いしながら楽しみました。
個人的には本のタイトルが好きです。こんなことをいう子ども・・・、わくわくしてきます。
『いるの いないの』 作 京極夏彦 絵 町田尚子 編集 東雅夫

「怖っ!!」
本屋で立ち読みしていて、最後のページを開いたときに背中がゾクッ!としました。
夏の暑さも吹き飛ぶくらいのしっとりとした恐怖が感じられる絵本。
想像力が豊かな子どもほど怖さが増す気がします。
『ビートたけしのウソップ物語』 著 ビートたけし 絵 宇野亜喜良、安西水丸、柳生弦一郎・・・

イソップじゃありません、ウソップです。
ビートたけし流の解釈でイソップ物語が人生の教訓も感じれるウソップ物語に大変身。
大人は苦笑い、でも子どもは大笑い。
本当の物語を知っているからこそパロディが生きてくるんだと思います。
イラスト陣も表紙の長新太から始まり豪華な面々が並んでいます。
一部ですが小学生に人気の合った本を紹介しました。
いろんなお話や絵本を小学生になっても是非読み聞かせてあげてほしいと思います。本好きにするには大人が読んであげるのが一番!
またおもしろい本があったら紹介します。
池内孝旭