2月15日はお釈迦さまの亡くなられた日、お涅槃です。
お釈迦さまは今から2500年以上前に、80歳で亡くなられました。
涅槃図、お釈迦さまが亡くなられたときを描いた絵があります。木の下にお釈迦さまが寝ておられます。
この木の名前を知っていますか。
「サーラ」
そう、サーラです。沙羅双樹といいます。
さあら組の名前はこの木の名前からとりました。
お釈迦さまの周りを、お弟子さんたち、鳥やけもの、いろいろな動物が取り囲んでいます。
みんな悲しそうです。
お弟子さんが言いました。
「お釈迦さま、どうか死なないでください。私たちはこれから誰を頼りにしたらいいのですか。困ります。」
お釈迦さまは言いました。
「命あるものは必ずその命が亡くなる時が来る。」と。
人間だけではない。みんなの家にいる犬や猫、飼っている金魚や小鳥だって死んでしまうだろ。
形あるものはその形がなくなるときがくる。
机やイスだって壊れるでしょう。お家だって壊れる。
壊れるものだから大事にしなければならない。
いつか死ぬ命だから、大切にしなければならない。
そしてお釈迦さまは言いました。
「私が亡くなったあとは、自灯明・法灯明。あの子がしているから、あの人が言ったからというのではなく、自分で考えてください。
その根底、基本、底には、仏さまの教えをおいてください。」と。
これからもすべての命を大切にし、仏さまの教えを守って毎日過ごしてください。
合掌